今日はアメリカ労働統計局長が交代した後の最初のデータです。クリーブランド連邦準備制度のデータはより正確ですが、差は大きくありません。広義のインフレは引き続き上昇せず、先月と同じく2.7%です。CPIの月次率はわずかに低下し、コアインフレの年率と月次率は共に上昇しています。特にコアインフレの年率は市場の予想を上回っています。主な要因は中古車の価格が大幅に上昇したことです。全体として、このデータはあまり良くありません。CPIは上昇していないものの、連邦準備制度が注目しているのはコアインフレ、つまりコアPCEであり、これは食品やエネルギーのデータを含まないため、コアCPIの方が重要です。これは連邦準備制度の利下げにとって良いデータではありません。