欧州連合は2027年に資本市場統合改革を開始する予定であり、暗号資産企業もESMAの規制対象となる。

【EU、2027年に資本市場統合改革を開始予定、暗号資産企業もESMAの規制対象に】EU金融サービス担当委員マリア・ルイス・アルブケルケは火曜日、EUが2027年前に資本市場統合の包括的改革案を実施し始めたい意向を示し、初めてこの改革のタイムラインについて指針を示した。「私たちはできるだけ早くこの改革案の議論と承認を進めるべきであり、理想的には2027年に実施が始まれば非常に望ましい」と述べた。先週、欧州委員会は市場規制機関である欧州証券市場監督局（ESMA）に、より大きな監督および執行権限を与える計画を発表。これは断片化した資本市場を統合するための一連の措置の一つ。提案には欧州議会とEU理事会の承認が必要だが、一部加盟国は強く反対している。監督権限の集中により、主要な清算機関、中央証券保管機関、取引プラットフォームがESMAの管轄下に置かれ、暗号資産企業もESMAの規制対象となる。EUはさらに、来年末までに銀行業規制のルールを全面的に見直すことを約束しており、欧州中央銀行は木曜日に銀行規制簡素化の提案を公表予定。これらの内容は欧州委員会の総合的な改革作業に組み込まれる。